
建物の仕上げの1つで、屋根や屋上、外壁、ベランダ、窓サッシの周辺や水回りなどに防水処理を行う工事です。
防水処理の主な目的は、建物内への水の侵入を防いで建物の強度を保ち、カビやシミ、変色を防ぐことです。
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施工方法によって多少前後はありますが、防水工事の耐用年数は一般的に10〜20年で設定されており、
施工後10年でメンテナンスを行うのがお勧めです。
メンテナンスを怠ると建物本体に水が回ってしまい、建物内部に雨漏りが発生して、
構造躯体が濡れてしまうといった重大な損害を引き起こしてしまいます。
防水工事は建物内に水が入らないように行う工事です。 防水層が劣化して雨水が建物内に浸入すると、構造部分の鉄筋や木材が腐食し、躯体の耐久性が低くなり地震などによる倒壊の恐れがあります。 雨漏りがすると設備に水がかかって故障したり、漏電の危険性もあります。また、雨漏りにより躯体に腐食が起こり、腐食した木材などを餌にシロアリの被害が出たりとさまざまな影響が起こります。 そういった被害が出る前に未然に防ぐ為にも防水対策を行いましょう。
●シート防水
シート防水とは、その名の通り「塩化ビニールや合成ゴムでできたシートを貼る」防水工事です。
広い面積でも一度に防水処理ができるので、屋上や屋根等に採用されることが多いです。
シート防水は、シートが一体化してこそ防水機能を発揮する工法です。
比較的速く施工ができることと、保護塗料の選び方でより機能を向上させることや、意匠性を高めることができます。
それぞれの一般的な耐用年数は、塩ビシート防水ならおよそ10〜20年、ゴムシート防水であればおよそ10〜15年です。
●ウレタン防水
ウレタン防水は下地に液体状のウレタン樹脂を塗布し防水層を形成する防水工法です。
狭小部や複雑な形状をした場所でも、シームレスな防水層を形成でき、
ベランダやバルコニー、屋上など様々な場所に施工可能です。
ウレタン防水の耐用年数は10〜12年程度です。
●FRP防水
FRP防水はFRPという繊維強化プラスチックスに樹脂を浸し硬化させ、防水層を形成する防水工法です。
FRP防水の最大の特長の一つは、その長い耐用年数です。
平均して10年から25年程度の耐用年数を持ち、これは他の防水方法と比較しても非常に優れています。
FRP防水は、その構成材料の質と施工の質によって、10年以上の耐用年数を誇ります。
適切なメンテナンスを行えば、さらに長期間その性能を維持できます。
●防水コーキング
防水コーキングは水回りやコンクリートの補修のために、付け根(ゴムパッキン)部分を固める目的で行います。
屋内の水回り補修であれば、コーキングによって雨漏りや水漏れを防げます。
さらに、気密性を高めてカビの発生防止も可能です。
外壁用のコーキング材にはグレードがあり、
変成シリコンは耐久年数7年ほど、ウレタンコーキングは耐久年数10年ほど、
ポリウレタンコーキング15年ほどと言われています。

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