こんにちは ( ^ω^ )
エルデザイン広報のながちゃんです。
●クリスマスケーキって9月から作ってる!?
クリスマスケーキは、街の小さなケーキ屋さんで普段買うケーキとは別モノです。
残念ながら、クリスマスケーキは3カ月前に作ったものかもしれません!?
大手チェーンや有名店ほど、クリスマス前はケーキの注文が殺到します。
問題は、店や工場で働く人の数も生産設備もほぼ同じで、
作れるケーキの数にはおのずと限界があるという事です。
クリスマスの時だけ、たくさん人を雇えたとしても、
厨房や工場を借りたりする事はできません。
街の小さなケーキ屋さんでは、家族総出で徹夜でケーキを作る店もあります。
それにしても、スポンジを焼くオーブンも、
生クリームや、できたケーキをしまっておく冷蔵庫だって同じな訳ですから、
作れる数にはどうしても限界があります。
工場も同じで、イブの前日に24時間態勢で作ったとしても、需要に見合うだけの数は作れません。
答えは簡単、「作り置き」です。
3カ月前の9月、10月ごろから作っておいて、ケーキを冷凍しておく。
最近は凍結技術が進化していますが、一度冷凍すると、味が敵面落ちてしまいます。
当然、作り立てには勝てません。
イチゴは冷凍に向かないので、スポンジにクリームを塗った状態で冷凍します。
出荷直前に解凍し、イチゴを挟んでクリームを塗っています。
完全な冷凍保存ケーキの場合は、イチゴではなく「冷凍に向くフルーツ」を使っています。
また、動物性の「生クリーム」は冷凍に向きません。
植物性の「ホイップクリーム」は値段も3分の1程度と安く、凍結解凍しやすいので、
冷凍に向く「缶詰フルーツ」を使い、冷凍に向く「ホイップクリーム」を使って作っています。
●冷凍(凍結)期間は賞味期限としてカウントしなくて良い!?
つまり、冷凍庫から出して解凍した時点が「製造日」。
そこから賞味期限を設定すればいい訳ですから、
ケーキの場合、賞味(消費)期限は、解凍した日(製造日)から4日後ぐらいにする所が多いです。
「冷凍ケーキ」を販売すること自体が悪いと言っている訳じゃありません。
問題は「黙って売っている」事。
だって、9月に作って3カ月冷凍したクリスマスケーキを食べているとは思わないでしょ?
本来なら「コレは○月○日に製造したものを凍結し、○月○日に解凍しました」と書くべきですよね。
法律上は書かなくても良いとはいえ、お客様への情報提供という意味でそれが必要だと思います。
●おさらい
「スポンジの間のフルーツ」と「クリームの原材料」の2つに注目しましょう。
イチゴ以外の「缶詰のフルーツ」が挟まっていれば、「冷凍ケーキ」の確率が高い。
クリームの原材料の表示を見て「ホイップクリーム」と書いてあれば「冷凍ケーキ」の確率が高く、
「生クリーム」と書いてあれば、スポンジは冷凍かもしれないけれど、
丸々冷凍したケーキの可能性は低い訳です。
知らず知らずの内に3ヶ月前に作ったケーキを食べていたかも!?
いくら冷凍保存で品質的にも、法律的にも問題ない!と言われても微妙ですね(汗)
やっぱり個人店できちんと手作りしている町のケーキ屋さんを日頃から探しておきましょう。
町のケーキ屋さんは冷凍ができる大きな冷蔵庫も無いでしょうから。
気になったら「このケーキはいつ作ったものですか?」と直接聞いてみれば良いですね。
真面目に作っているお店を応援する意味でも、
多少高くても「作りたてのケーキ」をぜひ選んで欲しいです!
せっかくのクリスマスなんですから。
エルデザイン広報担当
ながちゃんでした ( ^ω^ )