経年劣化により砂壁や土壁がポロポロと剥がれ落ちてきていたら壁自体の強度や機能が下がってきています。
また調湿性能が低下すると、壁面にカビが生えたりします。これらの症状が出てきていたらリフォームの検討時期です。
リフォームの方法としてはそのまま砂壁や土壁として上から塗り替えたり、砂壁や土壁の上から壁紙(クロス)を貼るなどの方法があります。



砂壁や土壁の上から壁紙(クロス)を貼る場合は、砂壁や土壁の上に下地として石膏ボードまたは合板を貼り、その上から壁紙を貼ります。

〜真壁から真壁、真壁から大壁 壁の仕上げ方〜



築年数にもよりますが、多くの家庭の和室は真壁(しんかべ)と呼ばれる昔ながらの柱や梁が剥き出しの構造になっています。
洋室にリフォームをお考えの場合は、柱や梁を見えないように内壁に収める大壁(おおかべ)にするのか、柱や梁は残したままクロスを貼る真壁から真壁に仕上げるのか検討する必要があります。

真壁と大壁では写真のように大きく雰囲気が変わってきます。
和室の雰囲気を無くし、洋室にリフォームしたい場合は、大壁の仕上げにすることがおすすめです。