
股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)は、特に大型犬に多く見られる先天的な関節の異常です。
太ももの骨(大腿骨)の先端と骨盤側の受け皿(寛骨臼)がうまくかみ合わず、股関節が不安定な状態になります。
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●座るときに足が外側に広がる
●歩き方がふらつく、後ろ足が「ウサギ跳び」のようになる
●運動を嫌がる、階段の昇り降りをためらう
●後ろ足の筋肉が落ちてきた
これらの症状が見られる場合、股関節形成不全の可能性があります。
股関節形成不全は、成長期の環境や生活習慣によって悪化することもあります。以下のような工夫で、症状の進行を和らげることができます。
●滑りにくい床材にする
ツルツル滑るフローリングは、関節に強い負担をかけます。
クッション性のある滑りにくい床や、ペット対応のフローリングへの張り替えがおすすめです。
●段差をなくす/スロープをつける
ソファの上り下りや玄関の段差など、関節に負担をかける動作を少なくします。
●階段の使用を制限する
階段の上り下りは特に危険です。ゲートを設置することで事故防止になります。
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